ソニーコミュニケーションネットワーク
攻殻機動隊 S.A.C
タチコマ目覚まし時計

2006/09/30


 

 

 

 


ある意味本体、時計&スピーカーユニット

 

 


タチコマ達
左から「タチコマぬいぐるみセット」の青タチコマ、タチコマ目覚まし時計、WAVE 1/24 ニュータチコマ、タチコマファイル付属ニュータチコマフィギュア
左側の2体は旧タチコマですね


 予約を募って、一定数量の受注が取れたら商品化する、という形で購入希望者の募集がされていた「攻殻機動隊 S.A.C タチコマ目覚まし時計」です。

 タチコマとは、攻殻機動隊 S.A.Cに登場する小型思考戦車で、名前の通りニューロチップによる擬似人格によって自律行動する戦闘車両です。
 が、どんどん人間に近い自我のようなものを身につけ、みるみる萌えキャラ化。
 一見すると不気味なその外見も何処か愛くるしく見えてきて、こういう商品として多数リリースされているわけです。

 僕もタチコマの魅力に捕らえられた一人で、喋るとのことで即予約。
 実際、どんな形のものが手元に届くかも知らないまま……。

 えーと、後部に背負った搭乗ポッドの上部がスピーカーになっていて、その下に小さいデジタル時計の表示窓が。
 ポッドの左右のワイヤー発射口の基部がそれぞれライトON/OFF、アラームON/OFFの切り替えスイッチになっています。
 スピーカーと一体化している時計ユニットを外し、設定の変更操作が出来ます。

 音声は大小の二段切り替え。
 アラームONの際「こう見えてもプロですから」と喋り、アラームOFFにすると「ラジャー!」と喋ります。
 アラームの音声は3種類に切り替え可能。
 「おはようございます、少佐」、「(小声っぽく)おい、ちょっと、起きろよ」、「おぉー、いつもの合成オイルと違いますねー」の選んだ音声を、アラーム設定時間になると繰り返します。

 さて。
 じゃあ、お金払って買った物なので、正直な感想を。

 まず高い。
 一個9480円(税込)はありえない。
 理由は後述しますけど、半額ぐらいがギリギリ適価という印象です。

 完全無可動。
 目覚まし時計の割りに液晶が小さく、時計の役目を有効に果たさない。
 液晶を照らすライト内蔵ですけど、見やすくするとかそういう考慮がされていない。
 音声の質が非常に悪い。(音声の種類によっては、別の人の声に聞こえなくも無い)
 音声の内容が正直微妙。
 スピーカー&時計ユニットのみで機能が完結していて、タチコマ本体が前述のとおり無可動なのでタチコマという形状が生かされていない。
 アラーム時間のセット、音声関連の設定選択など、スピーカー&時計ユニットを一旦取り外さないと行えない。
 タチコマ本体に重りのようなものが入っていないため、搭乗ポッドの重心の高さに負けて後ろに転びやすい。
 地面に接する足の部分に、ゴム足などの対策が全くされていないため、足先の塗装が簡単に剥げる。
 今度出るトレーディングフィギュアのデザインの使いまわしに見える。

 キャラクター商品なので、ある程度のリスクや割高感は勿論覚悟してましたけど、それを差し引いても久々に「つかまされた」感を覚えるアイテムでした。
 タチコマが好きなだけに、正直残念です。

 せめて、もう少しちゃんと時計として使えるものだったら印象も違ったのかな。
 文字盤液晶を大型化、ユニットの操作部をタチコマ本体に引っ張ってバランスを取り、かつ前面のリベットのような部分を操作ボタンにするとか。
 搭乗ポッドの接続部にスライドスイッチを仕込んで、ポッドを上から軽く叩いてアラームON/OFF出来たり、その時の時報を喋ってくれたり。
 なんか、もう少しどうにかならなかったの?

 ぬいぐるみセットの時みたいに、一回スルーして、再販狙いにしとけば良かったかなぁ……orz


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